ART&TUR Fundao, 日本の3作品が受賞!

ポルトガル中部の都市、フンダン(Fundao)で9月9日から12日まで、国際観光映像祭 ART&TURが開催されました。 世界中から集まった秀逸の観光映像が受賞する中、日本からの作品も3作品受賞しました。日本の映像も世界のトップレベルの映像祭で受賞するという新しい時代が訪れつつあります。

フンダンはポルトガルのコインブラ地方にある町です。この町でART&TURは今年開催されました。ART&TURは国際観光映像祭ネットワークCIFFTのメンバー映像祭です。その中でも、毎回開催地を変更するのはめずらしく、ART&TURと、私たちの映像祭JWTFFだけです。ART&TURもかつては固定した開催地があったのですが、2017年のポルトガル大火災の復興支援のために、“困っている”場所で開催するというポリシーとなりました。

では、日本からの受賞作品、3作品を紹介します。

Hilton Kyoto Promotion Video

 京都にあるホテル、Hilton Kyotoの紹介映像です。構成は、一人の女性宿泊客の旅の行程に沿ったものなのですが、そこにはホテル内部のファシリティの紹介だけではなく、“京都”という場の空気をしっかりと伝えるものとなっています。京都+秀逸なホテル空間を表現した映像です。

 本映像は、JWTFF国内部門でTourism Services 優秀賞、国際部門では、Tourism Services Gold、そして最も優れた撮影技術に与えられる賞、ART&CRAFTでも受賞しています。

 「Hilton Kyoto Promotion Video」は、ART&TURで、Tourism Servicesで2位となりました。おめでとうございます。

DJ, Monk

 こちらの映像は、福井に滞在していたカナダ人 AARON NATHANSONの作品で、福井市の僧侶、朝倉行宣さんを紹介した映像です。朝倉さんはかつては本業としてDJをしていた方で、家業のお寺を継いでから自坊で、映像と音楽表現で仏教を広く伝えておられる方です。様々なところで有名になっている方ですが、その背景を知ることになり、さらにその映像空間の魅力にとりつかれていく。そういう映像です。

 JWTFFでもこちらの映像は国際部門、Tourism Products Goldとなっています。

 

 「DJ, Monk 」はART&TURで、Best Storytellingに選ばれています。

KOKIRIKO – The Ancient Japanese Folk Song-

こちらは日本語バージョンです。ART&TURへの応募は英語バージョンです。

 富山県南砺市五箇山。世界遺産「合掌造り集落」で知られるこの地には、日本最古の民謡といわれる「こきりこ」があります。やはり観光は、場所・空間と、そこにある人々との繋がりがあって初めて遺産となるのでしょう。その大切な伝承を伝える映像です。

 JWTFFでは国内部門Tourism Destination Citiesで最優秀賞に輝いています。

 そして「KOKIRIKO -The Ancient Japanese Folk Song-」はART&TURでダブル受賞となりました。Sustainable Issuesで2位、Tourism Destinations Regionsで2位となりました。

目次

CIFFTランキング

ポルトガルのART&TURの結果がでて、世界の観光映像のランキングを発表するCIFFTランキングリストでの順位もさらに上がる作品が出てきました。

DJ, MonkはTourism Productsランキングで17pointsとなり、世界6位。
Hilton KyotoはTourism Servicesランキングで30pointsとなり、世界2位となっています。

それぞれ、今年の世界での注目映像となっています。

 今週末には、ポルトガルのTerres Travel Festivalの授賞式もあります。また、このランキングで日本の作品が躍り出ることを楽しみにしていきましょう。みなさまも、日本の観光映像の活躍を楽しみにしてください。

執筆者プロフィール

木川剛志
日本国際観光映像祭総合ディレクター
和歌山大学観光学部教授
1995 年京都工芸繊維大学造形工学科入学。在学時よりアジアの建築、特にジェフリー・バワに興味を持ち、卒業後はスリランカの設計事務所に勤務する。2002 年UCL バートレット大学院修了。2012 年に福井市出身の俳優、津田寛治を監督として起用した映画「カタラズのまちで」のプロデューサーをつとめたことから映画製作に関わるようになる。監督として2017 年に短編映画「替わり目」が第9 回商店街映画祭グランプリ、2021年にドキュメンタリー映画「Yokosuka1953」が東京ドキュメンタリー映画祭長編部門グランプリを受賞し、同作品は2022年から全国公開中。観光映像では須藤カンジを監督に起用しプロデューサーと撮影をつとめた「Sound of Centro」がART&TUR 国際観光映像祭でポルトガル観光誘客(都市)部門最優秀作品賞。2019 年より日本国際観光映像祭実行委員会代表、総合ディレクターをつとめている。

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