日本部門優秀作品 in City Promotion 2020
Producer
中嶋優貴
Director
中嶋優貴
Location
東京都あきる野市/城山 /石舟橋/清流秋川/上養沢/山抱きの大樫/広徳寺/黒茶屋
Length
2:44
Year
2019
【映像の目的】
・あきる野市を象徴する『森』『水』を主軸とした上で、城山/石舟橋/清流秋川/山抱きの大樫/広徳寺 等の映像
・秋川渓谷の大地とヒトが育む『食』として、高級食肉和牛-秋川牛/天然江戸前アユ の映像
上記2項目をベースとして映像に仕上げ、国内、世界へと発信をして地域経済の活性化及び
訪日観光客増加に伴う、訪日観光客のリピーター増加につなげることを映像の役割とする。
下記は観光戦略及び、観光戦略の課題と本映像の位置付けの詳細となる。
【あきる野市の観光戦略】
1.あきる野市の概要
あきる野市は、都心から40〜50キロメートル圏、電車で1時間の場所に位置している。
秋川渓谷や貴重な動植物が生息する恵まれた自然環境、伝統・文化、地域に息づく郷土芸能などが魅力的なまち。
あきる野市は、心安らぐ田園風景、山林・里山の四季折々の表情、自然を満喫できる清流秋川など「ふるさと」を感じることから「東京のふるさと・あきる野」と掲げている。
2.あきる野市の観光戦略と課題
平成23年6月に策定したあきる野市観光推進プラン「あきる野ふるさとプラン」を観光戦略として、あきる野市が公式HPで公開している。
そこに掲載されている各施策は、平成32年度(2020年)までの後期行動計画として主要な施策となる。
自然を満喫できる、地域特性を生かしながら「東京のふるさと あきる野」の実現に向けて魅力ある観光まちづくりを推進しており、今後は東京オリンピック・パラリンピックの開催決定を契機にインバウンドへの具体的な対応も求められている。
上記のような状況を踏まえ、あきる野市は観光推進の具体的施策として下記の4項目を挙げている。
(1) 市場調査の継続的実施
観光施設への入込調査をはじめ、旅行者の属性・動行などの市場調査を継続的に実施し
モニタリングツアーも視野に入れて旅行者の意見や動向などを収集する。
(2)観光プロモーションの拡充
市場調査の結果を踏まえながら、統一テーマを持ってプロモーションを展開する。
(3) 受入れ環境の整備
外国人を含む旅行者の受入れ環境を整備する。
(4) 秋川渓谷ツーリズムの発掘と展開
旅行者の多様なニーズに対応するため、秋川渓谷の特色を生かしたツーリズムを発掘し
展開する。地域のもの(素材、製品など)と地域の人(技術、技法など)のそれぞれの視点を持って行う
・課題
平成24 年度にマスコミや旅行ライターなどを対象としたモニターツアーを実施され観光スポットや食に対して高評価を得ながらも、秋川渓谷の認知度について課題を残す結果となっている。
秋川渓谷をはじめ、あきる野市は”あきる野市の象徴となる風景”を設定しており
その風景をPRの際に用いて、「東京のふるさと・あきる野」の定着化を図っている。
*あきる野市の象徴となる風景の抜粋
石舟橋
清流秋川
横沢入
乙津花の里
山抱きの大樫
広徳寺の山門
現状は、観光推進の具体的施策に挙げられている「観光プロモーションの拡充」の一環となる映像を活用したプロモーション活動の実施が重点的に行われていない。
あきる野市の観光資源である
・市域の約6割を占める山林の『森』
・市域を縦断する清流秋川 の『水』
・五日市憲法草案や伝統芸能の『歴史と文化』
・秋川渓谷の大地とヒトが育む『食』
これらを映像で表現して、国内、世界へと発信をして地域経済の活性化及び
訪日観光客増加に伴う、訪日観光客のリピーター増加につなげることを映像の役割とする。
動画でしか伝えられない壮大な景観や「東京のふるさと あきる野」の定着化を考慮し、本映像では下記2項目に重きをおいた映像となっている。
・あきる野市を象徴する『森』『水』を主軸として、城山/石舟橋/清流秋川/山抱きの大樫/広徳寺 等の映像
・秋川渓谷の大地とヒトが育む『食』として、高級食肉和牛-秋川牛/天然江戸前アユの映像
【撮影場所】
*動画の構成順
・城山
あきる野市を一望できる城山の山頂。
秋川の流れと空気の澄んだ日には房総半島まで望める絶景スポット。
・清流秋川
秋川は東京を流れる多摩川の支流。上流にダムがないので綺麗な水が魅力。
・上養沢
川の至るところに転がる大きな岩、そして岩に長い年月をかけて生息するさまざまな種類の苔が魅力。
・山抱きの大樫
露出した石灰岩の上に根を張って立っているさまが、山全体を抱いているような印象を与えることから、「山抱きの大樫」と呼ばれるようになった。
幹の周囲が約6.5mもあるという、都内最大のカシノキ(ウラジロガシ)で、あきる野市の天然記念物に指定。樹齢は少なくとも300年以上と考えられている。
・黒茶屋
築250年の庄屋造りの古民家で秋川渓谷で育まれた川魚と高級ブランド黒毛和牛「秋川牛」
、旬の山里料理が味わえる。
10月22日の「即位礼正殿の儀」が執り行われた際には、ルクセンブルクのアンリ大公が黒茶屋を訪れ、食事をされた。
竹を切って器にしたり、木の葉や実などを利用したり「風情がある」と評判を呼んでおり
私が訪れた際には、外国人のお客様が数名いらっしゃった。今後ますます遠方や国外からのお客様が増えると思われる。
・広徳寺
応安6年(1373年)に創建された格式あるお寺。
境内には、都指定天然記念物のカヤとタラヨウがあり、また、イチョウの巨樹もある。
参道では四季折々の野草が楽しめる。
・石舟橋
長さ96mの橋は湾曲しており、橋の上からは秋川渓谷の渓谷美を楽しむことができる。
秋川渓谷を代表する風景として、多くの人が訪れる。
特に初夏の新緑、秋の紅葉は見事なまでの景観を見せ、訪れた人を魅了する
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